032 木工の世界(名人編)
・木工の世界、友人二人が趣味として尺八と家具を製作していることを知った。
・早速、メールにて作品を送っていただいた。
~ 藤音(ふじね)名人の作品、写真3点(尺八と工房看板 ) ~
~ 山栄(やまえ)名人の作品、写真5点(小物入、額縁など)~
→写真を拝見して驚嘆、いずれも秀作、本業はITの専門家だった筈?‘人は見かけによらない・・・’とはよく言ったものだ(失礼)。
(尺八・藤音名人)
・プロフィール ・・・ ITコンサルタント、大学講師など多才、尺八の研究・製作の名人。
・12年前、専門誌‘岐路に立つ尺八’にて演奏家・製作者の激減を知る。
・日本伝統文化を絶やしては・・・と危機感、元々の趣味、オカリナ/篠笛から尺八にシフトしたという、実行に移す事が凄い、社会正義?
・企業勤務時代は転勤族、そのメリットを活かし、勤務地毎の尺八名人に師事、幅広い知識・技術を習得。
・‘音量・音質・音程’が評価される尺八製作コンテスト(審査員は、東京芸大教授、演奏専門家)があることを知り応募。
・全国の尺八工房から出展、数人だけが受賞という狭き門、藤音氏は見事‘優秀賞’を獲得、名実ともに‘尺八名人’の仲間入り。
・氏の邸宅付近には、主材料の竹が豊富、質も良し、そして炭焼き小屋にも恵まれているとの事。
・1本製作するのに半年かかるという、年間10本の製作を目指し、材料採取も楽しいらしい、健康にも良さそう。
・得意の‘構造解析・流体力学・数学’が活かせるか、売りは‘燻し竹尺八’と名人はいう。
・工房の立ち上げ、いよいよ‘藤音’ブランドとして世に出ていく予感。 尺八工房の更なる発展、伝統文化の復活を祈るばかりである。
(木工家具・山栄名人)
・プロフィール ・・・ ITシステムエンジニアとして活躍後、木工の基礎を専門機関で研修された勉強家、木工の名人。
・氏の小物家具は天下一品、筆者とは木工のジャンルは異なるが基礎は同じ、アドバイスが有難いし頼りになる。
・‘色づけ’は最終段階、作品の評価に繋がる重要な工程、提供情報は次の通り。
-塗装材料-
①日本では、漆を頂点とした伝統文化がある。
②一般的には、カシュー、亜麻仁油、桐油、エゴマ油、胡桃油、古くは柿渋も。
③最近では、アクリル・ウレタン系の塗料も多い。 ワックス、紅柄、日本古来の弁柄なども使用。
④植物性オイルをベースとした、ドイツのオスモ・イギリスのリスボ・日本のワトコなど種々。 動物(虫)性オイルも・・・。
-塗装方法-
①工業化されている場合は吹き付けが基本。
②木工職人では、オイルフィニッシュが一般的。
③工芸の世界では、漆が基本、拭き漆塗装も多い。
④北欧では、ソープフィニッシュ(石鹸水)も使われている。
・木工の世界では、塗装の専門家がいるほど奥が深い、塗装材料・方法の知識と共に多くの経験も必要とされる。 反面、‘木目の美しさ・木の質感など自然のまま’を活かしたいとも考えている。
☆ 今回、IT企業勤務時代の友人(・・・と勝手に謳っている)と秀作の一部を紹介させて頂いた。 まさにハンドメイド‘プロの技’と言える、製作も快諾して頂けると期待。 そして、- 竹取への同行・色付作業の研修 - を希望する筆者でもある(2009.05.05 木工の世界・名人編)。
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